西埜馬搬について

ご挨拶

はじめまして、西埜馬搬です

Profile

Masatoshi Nishino

西埜馬搬代表。恵庭市出身。大学で動物調査を学び、自然体験施設スタッフ、林業会社の造林造材手、観光牧場スタッフを経験。馬搬を学ぶため岩手県遠野市の馬搬家・岩間敬氏を訪ねるほか、ヨーロッパの馬搬視察、故上村廣美氏との交流などを通して馬搬の見識を深める。2017年に厚真町地域おこし協力隊着任、同時に西埜馬搬開業。

Mako Wataribe

神奈川県出身。大学卒業後、沖縄県の牧場でホースセラピーに触れたのち、同系列の道南にある馬の牧場へ異動。牧場の立ち上げから8年ほど馬や動物と関わり経験を積む。西埜馬搬の現場を訪れた際、馬と人で行う森の仕事の面白さに魅力を感じ、2021年厚真町地域おこし協力隊着任。現在は西埜馬搬のスタッフとして馬搬をはじめ様々な業務をこなす。ハスカップ農園も担当する。一児の母。

Message

自然の中で仕事がしたい

馬に魅了され馬搬を生業に

西埜将世さん

初めまして。
西埜馬搬の代表、西埜将世と申します。

2016年に地域おこし協力隊として厚真町に移住し、翌2017年4月に西埜馬搬を開業しました。
ばん馬のカップとスタートし、2018年にポニーのハスポン、2020年にばん馬のウクル、そして2023年に道産子の野歌が仲間に加わり、今は4頭の個性的な馬たちと賑やかに仕事をしています。

カップ

ハスポン

ウクル

野歌

厚真町の温かい人たち、
頼れるスタッフの真子さん、
そして家族、
たくさんの人に支えられながら、毎日の現場を乗り越え経験を積んでこられました。

大学時代、獣害調査の山歩きで自然の中で仕事をする楽しさを実感して以来、自然体験施設のスタッフやチェーンソーマンなど、山や森の中での仕事をしてきました。

大沼の観光牧場の立ち上げに携わったときに馬と出会い、触れ合ううちに、その魅力に心をがっしり掴まれて、馬と仕事をしたいと思うようになりました。

そして、私の馬搬人生に大きな影響を与えた、故・上村広美さんとの交流は、馬搬を生業にすることの背中を押してくれました。昔、知内町で馬搬をしていた上村さんに、当時の馬搬の様子を聞かせてもらったり、晩年には一緒に馬搬をしたり、語り尽くせない大切な思い出は、いまも色褪せることなく心に刻まれています。

上村さんに譲ってもらった馬のブラシは、今も大事に使っています。

馬にも人にも負担の少ない

ヨーロッパの馬搬に目から鱗

スウェーデンでの馬搬視察の様子

西埜馬搬は、環境問題に向き合う今の時代に沿った馬搬を目指しています。
私たちの馬搬は一度にたくさんの木材を運べませんが、環境に配慮しながら山林の整備や保全をすることで、山や森を育て次の世代に繋いでいけると考えています。

今のスタイルで馬搬を開業してみようと思えたのは、ヨーロッパの馬搬視察で見た光景がきっかけでした。

スウェーデンでの馬搬視察の様子

イギリスでは、女性1人で馬を操り少量の木材を何度も運び出すという、馬の負担が少なく女性の力でも無理なく行える馬搬の姿に驚きました。

スウェーデンでの馬搬視察の様子

スウェーデンでは、馬の負担が軽減するよう機械を上手く組み合わせるやり方に、こんな方法もあるのかと。そして、ヨーロッパでは環境に配慮した林業のビジネスとして認められているのです。

昔の日本の馬搬は、馬の負担軽減よりも生産性を重視したものでした。そのイメージとは全く異なる光景をヨーロッパで目の当たりにした私は、この環境に優しい小規模林業としての馬搬ならやってみたい、そして今の日本でも、馬搬がビジネスとして成り立つはず。そう実感することができました。

私はこの体験が忘れられず、馬搬を仕事にするにはどうすれば良いかを真剣に考えるようになり、そうしているうちに様々なご縁が重なって、この厚真町に開業をする運びとなりました。

馬と働く魅力は

何ものにも代えがたい

何ものにも代えがたい充実感や達成感

私は馬搬のあとに残る道を見るのが好きです。
馬が曳く木材が残す一筋の道はなんだかひたむきで、辿って歩きたくなってしまいます。
馬搬はやっていてとても面白いです。同じことをしても毎日違って飽きないですし、馬も人も少しずつ成長しているのがわかります。馬とコミュニケーションをとることで、なんとも言えず癒されるのも感じます。

祖父母がよく、家で馬を飼っていた時代のことを話してくれました。「大変だったんだよ」という苦労話なのですが、なんだかとても楽しそうに話していたのを覚えています。
馬と働いていると大変なことはたくさんありますが、それを凌ぐ充実感を与えてくれる。面倒なことや手間のかかることでも、みんなで協力して乗り越える達成感は、今の時代ではなかなか得られない豊かな体験かもしれません。大変だけど楽しい、それもまた馬の魅力だと思っています。

そして、馬の能力は多才です。
林業や農業はもちろん、イベントや教育シーンにおいても、馬が活躍する場はたくさんあります。
これからも、馬と暮らしともに働きながら、心がワクワクする新しいことに挑戦をし続けていきます!

西埜将世さんの写真

西埜馬搬代表

西埜 将世

ハスカップ農園のこと

厚真町の名産品といえば
ハスカップ

西埜馬搬でも小さな農園でハスカップ栽培をしています。
地元の農家さんから譲り受けたこのハスカップ農園を、愛情込めてお世話しています。

厚真町名産のハスカップ
手作業で丁寧に育てています。

農園で栽培するハスカップの木は360本ほど。
「あつまみらい」をはじめ約18種もの品種をできるだけ減農薬で育てています。カルシウムや鉄、ビタミン、ポリフェノールなどを含むハスカップは、不老長寿の果実とも言われるほど栄養豊富です。

収穫は7月から8月までと短く、一粒一粒手作業で丁寧に摘みます。痛みやすくデリケートなので、生のまま流通することがほとんどないという希少なフルーツです。ちなみに、ばん馬のカップとポニーのハスポンの名前の由来にもなっています。

Access

新千歳空港から車で約30分
札幌中心街から車で約60分

〒059-1622 北海道 勇払郡厚真町 宇隆285

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