馬耕
力強くも優しい歩みで優しく土を起こします
馬耕は先人の知恵が詰まった昔ながらの農業。一歩一歩ゆっくりと土を起こします
「馬搬のオフシーズンに馬耕ができたら」その想いは空知のぶどう畑に届きました
試行錯誤をしながら続けるぶどう畑の馬耕
知人から紹介してもらったのが、栗沢の「KONDOヴィンヤード」近藤良介さん。自らを農家と称しワイン用のぶどう作りに情熱を注ぐワイン醸造家です。フランスでの馬耕体験が忘れられず、いつかは自分の畑でも、という想いがあったといいます。
2019年6月に栗沢のぶどう畑で初の馬耕が実現。それからは、農具や作業方法を見直し、試行錯誤を繰り返しながら馬耕を続行。近藤さんは、「3年経った頃から、土が柔らかくなりぶどうの木が元気になった」と、馬耕の効果を実感しています。
ワイン醸造家の近藤さんにお話を伺いました
kondo vineyard 近藤 良介さん
馬耕とぶどう畑のいい関係
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土壌への負担が少ない
トラクターなどのタイヤで畑の土が堅く締まることを「踏圧」といい、通気性や透水性が悪くなったり、根が伸びにくくなることがあります。馬はトラクターに比べて体重が軽いので、土を踏んで固めることがありません。柔らかい土壌はぶどうの根張りが良く、木が元気になります。
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畝間の狭い畑に入ることができる
畝の間が狭いとトラクターが入ることができませんが、馬なら狭い隙間に入って土を耕すことができます。狭い間隔でぶどうの苗を植えることができるので、面積あたりのぶどう植栽本数を多くする「密植」と言う栽培方法が可能です。ぶどうの収穫量を増やすことに繋がります。
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正確で繊細な作業ができる
ゆっくり歩く、左右に少し移動するなど、馬は速度や動きを細やかに調整することができるので、ぶどうの木にギリギリまで寄せて農具を入れることができる。直線的に進むトラクターでは難しい場所も耕せます。また、木の近くに寄れるので、ぶどうの健康状態をよく観察できます。
ワイナリーのぶどう畑から始まった馬耕。北海道を舞台に発展させていきたい
西埜馬搬が馬耕をさせていただいた
ワイナリー様です
私たちがその大切なぶどう畑の土作りに携われたことを大変光栄に思っております。
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KONDOヴィンヤード様
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こことある様
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歌志内上歌ヴィンヤード様
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ワインばたけ浦本様
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